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2頭分の重みをかけられたようになって、奥の方を抉られる。他の牛なら届かないのに、俺や弟と同じ種で大きさのある父のものは、いつも弟に突いてもらうところまで届きそうで怖かった。八つ当たりなのか、弟に責め立てられているからなのか、父はぐいぐいと腰を前に進めてくる。弟の形を覚えさせられているところを無闇に触られたくない。返ってきた昔の記憶と混ざり合って不安な気持ちが膨れてしまう。
「兄さんちゃんと仕事して。」
空気を察知した弟がそう言ってさらに父の奥を穿った。早く終わらせるにはそうするしかない。離れてしまった口でもう一度、だいぶ柔らかくなった丸みを食む。反対側は弟の手をどかして下乳から中心に向かって持ち上げるようにしながら乳頭の根元を指でひっぱるように強く挟んだ。
「ふっ、うぐ、ふっ…んん」
口を塞ぐボールを噛むような音が聞こえて、両胸の尖りからまたミルクが出る。肩のあたりにかかるのは気にせず、頬を膨らませてはすぼめて、赤ちゃんがするみたいに吸って飲んだ。弟が父の腰を掴み直し、少し角度をつけて打ち付けると俺の中で陰茎がひときわ膨れる。
「兄さん締めて。」
「んんっ…うーーっ…」
乳首から口を離さないようにしながら言われた通り尻に力を込めるとぎゅうと吸い付いてそちらも搾るように中が動く。弟に押された父が動くとこちらも当たりどころが変わって前立腺を押さえられた。
「んぁんっ、ぷあっ…ふんんっ」
先に俺の方がてっぺんに押し上げられてしまって白濁を噴く。その時の腸壁の動きを使って父のものを搾り取るみたいに締めた。
限界を迎えた父にひときわ奥まで押し入られて中に出される。ごぷ、ごぷ、と熱いものがたっぷり注がれ、それにあわせて乳房からも乳汁が勢いよく吐き出された。上も下もあふれそうなものを受け止めて全身が震えた。
離していいよと弟に言われて口を離す。股の間からも力を失ったものがずるりと抜かれた。胸の張りはおさまっていて、どうやら仕事は完了したようだった。
父は体を起こし、弟に促されシャワールームへと向かう。父が体を洗う間に係の者がもうやって来て、そのまま父は連れて行かれた。
どっと疲れて汚れたシーツに倒れ込む。腹が膨れてちゃぽんと音がしそうだった。弟が覗き込んできたから手を伸ばして首にぶら下がるように抱きつく。
「……気持ちよかったの?」
「よかったけど、おかげでまた乳出そう。」
「じゃあ出してあげるから、俺のもして。まだいってないし。」
弟が覆い被さるように乗ってきて、顔に胸を押し付けられる。ほんのりあたたかくなったそこは、確かに少し張りを帯びていた。さっきまで触っていた父のものと違って急に愛おしさが生まれ、優しく手を這わせると、2つぷくりと立った乳頭がわずかに震える。
たったそれだけのことで嬉しくなって、俺は大きく足を開げてあふれ出る体液を指で掻き出しながら弟の下半身に下腹をすり寄せた。
「こっちも奥に、お前の出して。」
口を開けて俺が弟の乳首に噛みつくのと同時に、弟が熱く猛ったものをゆるゆるの穴にねじこむ。馴染んだいつもの感覚に体が悦んで、満腹だった腹が弟の乳を入れるためにぎゅうと寄った。丁寧に乳腺をたどって揉むと慣れた味が喉を通っていく。夢中になって熟れてきた尖りを舐めまわしながらしゃぶる。応えるように弟のものが重みを増し、それは目をつむっていてもわかるくらい内臓な記憶された形で。早く早くと蠢く肉を割って弟が奥まで入ってきてくれると、ようやく日常を感じられて安心した。
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