もーそーわんしーんまとめ②5/26-6/5 - 12/12

6/5―6/4同軸―
ずる、と引き抜かれると同時に腰のくびれたところを撫でられて、もうどこが気持ちいいんだかわからない。
抜けるかというところまで出ていった弟のものは、入口を頭の太いところでぐぶりと膨らませて止まり、また一本道をずぐ、と内臓の奥めがけて帰ってくる。
「うあっ…ぁあああっ…」
ゆっくり、壁がこすれるのを覚えさせられながら押し入られると、そこ以外の感覚がなくなったようだ。
弟もそれなりに悦いみたいで、時々短い息が背中に降ってくるのがたまらない。
腰をつかんでいる手がする、する、と背中を撫でる。
右の肩甲骨の下あたり、よく弟が指で押すところ。そこで止まった指がいつものようにぐぐ、と皮膚をへこませる。
「ああっ」
そこを押されるとびっくりするぐらい声が出て、口が閉じられなくなってしまう。
「スイッチみたい。」
弟がおもしろそうに言ってまた同じところを押した。
「あ゛っ」
「ここ、兄さんの黒子。俺しか見えないけど。」
また同じところを押され、涎がシーツに落ちる。
「ここも。」
指がつつ、と移動して尾てい骨の上あたりをさっきのように押した。
「ひゃ、ぁあっ」
開きっぱなしの口から気の抜けた声がぼろぼろ漏れる。おもしろがった弟が何度も何度もその一点をぐ、ぐ、ぐ、と押し、それにあわせて陰茎が内壁の弱い膨らみばかりを突っついた。
「あ、あっ、あ゛、んっうう―――っ」
指の圧がかかったところから何かがうねりをあげて腰にまとわりつき、がくがくと膝が揺れて、後孔が痙攣する。出して楽になりたいのに前からは何も出なくて下腹がびくびくと脈打った。
「黒子押さえただけなのにイったの。」
はーはーと整わない呼吸をしている間にも、口の端からまただらしなく涎がたれる。上顎が乾燥してきている。口を閉じたい。
「も…そこ、やめ……」
喉から掠れた声で懇願すると指は離れていった。安堵する間もなく、腰をつかまれて深くまで、速度をあげてたたきつけられる。
「また教えてあげるよ。黒子、ほかにもあるから。」
自分の眼では確認できないところの小さな点をいくつも把握されていることに、どうしようもなく興奮した。せっかく指を離してくれたのに、また次に知らない点を教えられることを想像して、やっぱり口は閉じられなかった。

2件のコメント

uyo3kyokusetsu

ありがとうございます!!全部読んでいただけて嬉しいです!!(うよ)

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